大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
Colonoscopy
Colonoscopy
当クリニックでは『無送気軸保持短縮法(無送気軸保持直線的挿入法)』による大腸内視鏡検査を行っております。
大腸は曲がりくねった臓器で、その走行を把握するために空気を注入しながら大腸内視鏡(大腸カメラ)を挿入(従来のループ法)してしまうと、お腹が張り、内視鏡で腸が押され、痛みを伴います。
この挿入法は、腸を丁寧にたたみこんで短縮しながら内視鏡(大腸カメラ)を進めていきます。
よって、曲がっている部分も軸を保ちながら真っ直ぐ内視鏡を進めていくことにより、腸が無理に伸びたりすることがありません。大腸を押して伸ばしてしまうことがほとんどないため、苦痛がなく、安全な挿入法と考えられます。
特に、腸が長い方、手術歴があり癒着がある方、腸の屈曲が強い方に対しては、苦痛の差は歴然であり、とても有効です。
この挿入法では、これまで10000件以上の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行ってきた経験上、強い鎮静剤は必要なく、緊張をとる程度の鎮静剤で十分であると思われます。
そのため、大腸の観察時には目が覚めている患者さんも多く、痛みや苦痛を訴えることなく、モニターを見ながら説明を受けることが可能で、検査の内容を目で見ながら一緒に確認できる利点もあります。